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画面が真っ赤

親子で来られ娘さんのアイフォンの画面修理でご来店いただきました。

受付をして、画面交換修理で問題なく終わりそうだなと思い、早速iPhoneを分解していきます。

新しい画面が問題なく動作するか確認のために『仮付け』をして起動。

問題なく起動し、、、、って、なんだこれ？！！！！！

タイトル通り、画面が真っ赤に表示されております。

こんなことは初めてだったので、とりあえず初期不良の可能性を潰すために他のパーツを試します。

が、同じく真っ赤！！！！！

一応、いくつか試してみるも変わらず真っ赤！！！！

iPhoneには「レッドスクリーン」という基板の故障から起こる現象がございます。

今まで出会ったことはありませんでしたが、遂に来てしまったか……と思い、情報収集をします。

何か改善方法は無いか、他の故障が原因のことがあるかなど、いろいろ調べ試してみましたが効果が出ませんでした。

これはお客様に報告し、基板修理のご案内をしようとお客様のご来店を待ちました。

「実はどのパーツを試してもこのように真っ赤な表示になりまして……」

それを聞いた娘さんが突然「スリープボタン」を三回押しました。

すると画面が元通りに？！！！！

しばらく何が起こったのか理解できませんでしたが、「iPhone」には「カラーフィルター」という機能がございます。

色覚に障がいのある方でもカラーフィルタを使用することで色の見分けやすくなる機能です。

使い方は「設定」→「アクセシビリティ」→「画面表示とテキストサイズ」→「カラーフィルタ」を選択し、オンにすることで調整できます。

では、どうしてお客様は真っ赤に設定していたのか？

実は学生の方が「赤シート」として使っているようです。

問題の答えを隠す赤いフィルムですね！

どうやって使うかというと、「ショートカット」機能を使うようです。

今回のお客様は「スリープボタンを３回押す」とカラーフィルタのオンオフができるように設定されていました。

フィルタをオンにすると赤い字が見えなくなり、フィルタをオンにすると赤い字も見えるようになる。

こんな使い方は知りませんでした( ；∀；)

まだまだ勉強不足でした_:(´ཀ`」 ∠):

ガラス液晶交換修理

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