道路に落としてしまい、画面の上半分のタッチ操作が出来なくなってしまったと、ご依頼いただきました。
スマートフォンはタッチ操作が出来ないと、何も出来なくなって困ってしまいますよね。
総務省登録修理業者
■スマートフォンのタッチ画面の仕組みについて
iPhoneなどのスマートフォンが、どのように画面のタッチを認識しているのでしょうか?
スマートフォンなどのタッチパネルは『投影型静電容量方式』が採用されています。
電気を通す金属の膜がX軸、Y軸とパネルには貼られており、指がパネルに触れるとパネルに蓄えられていた電気が指へ移動します。
この電極と指の間で起こる電圧変化を検知し、タッチを認識するというのが投影型静電容量方式の原理になります。
マルチタッチに対応ができ、フリック入力やスワイプ操作も可能です。
ただし、手袋などをして電気を通さない状態では操作できなくなってしまいます。
■画面タッチの修理について
今回、お持ちいただいた『iPhone12』はタッチパネルは割れていませんでしたが、上半分が反応しませんでした。
ただ写真を見ていただくと左側のやや真ん中より上辺りに液晶が破損(黒い斑点)しているのが見られます。
つまりガラスは割れてはいませんが、内側のみ損傷を受けてしまったのでしょう。
基本的にタッチ不良やゴーストタッチと呼ばれる誤作動に関しては、画面の交換修理で改善されます。
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