【草津市より】iPad Pro10.5|バッテリー膨張による画面剥がれ

今回は草津市より、iPad Pro10.5のバッテリー膨張により画面が剝がれてしまったという事例をご紹介します!
状態としては上の画像の様に、バッテリーが膨張してしまい画面が剥がれてきてしまっている状態でした。
動作確認をしたところ動作的には問題はありませんでしたが、充電ケーブルを挿すと反応が悪く十分に充電ができませんでした。
また、膨張したバッテリーが画面を押し上げている状態だったので、かなり画面が湾曲していました。
今回の対応は、バッテリー交換修理のみでなんとか元通りに直すことが出来ました!
作業時間は約1時間程で対応させていただきました。
なぜ勝手に膨張する?
バッテリーそのものの経年劣化
iPadに使用されているリチウムイオンバッテリーは、消耗品であり、使用年数や充電回数の増加とともに徐々に劣化していきます。劣化が進むと、内部で化学反応が不安定になり、ガスが発生しやすくなります。
このガスがバッテリー内部に溜まることで、外側へ押し出されるように膨張が起こります。
特に発売から数年経過した端末では、この経年劣化が膨張の大きな原因となります。
高温環境での使用や保管
iPadは高温に弱く、暑い場所での使用や保管はバッテリーに大きな負担をかけます。
直射日光の当たる場所や夏場の車内、暖房器具の近くなどで使用・放置すると、バッテリー内部の温度が上昇し、劣化が急激に進行します。
その結果、内部でガスが発生しやすくなり、膨張につながります。
充電方法による負荷
充電しながら長時間使用する、頻繁に100%まで充電する、バッテリー残量が極端に少ない状態を繰り返すといった使い方も、バッテリーへの負荷を高めます。
また、非純正や劣化した充電器の使用は電圧が不安定になり、バッテリー内部にダメージを与え、膨張を引き起こす原因になります。
膨張を放置するリスク
バッテリーの膨張を放置すると、画面浮きやタッチ不良、内部パーツの破損につながる恐れがあります。
安全面のリスクも高まるため、異変を感じたら早めの交換が重要です。
膨張してしまった時の安全な行動
iPadのバッテリーが膨張した場合は、まず直ちに使用を中止し、電源を切ってください。
充電中であればケーブルも外し、これ以上バッテリーに負荷をかけないことが重要です。
膨らんだ部分を押したり、画面を無理に戻そうとしたり、自分で分解する行為は非常に危険なため避けましょう。
一時的に保管する際は、直射日光や高温を避け、可燃物の近くに置かないよう注意が必要です。
バッテリーの膨張は自然に改善することはなく、放置すると発熱や内部破損につながる恐れがあります。
安全を最優先に考えて行動・保管することを心がけましょう!
修理店に診てもらう
安全な行動をとった後はそのまま修理店に診てもらうことがベストです!
やはりバッテリーが膨張したままだと危険なので、出来るだけ早い段階で専門の修理店に持って行ってください!
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