滋賀県大津市大江 より、
iPad mini5水没復旧をご依頼いただきました!
水没復旧について詳しく解説していきます
【目次】
・水没復旧作業とは?
SIMカードの部分から水が出てくるので恐らく水が入っているだろうとのこと。
開けてみると、確かにまだ水のような液体が確認できました。
そこで、まずは水没復旧の作業をさせていただきました。
「水没復旧」は街の修理店の広告などでもよく目にする代表的な修理メニューです。
基本的にAppleやメーカー直営店では行わない修理メニューではないでしょうか?
Apple直営であれば水没で持ち込むと内部の確認だけで、いきなり本体交換を提案されてしまいます。
Appleなどでは本体のバックアップができている前提で修理を進めていくので、
手っ取り早く本体が交換されてしまうんですね。
では、復旧作業は実際どんなことをするのでしょうか?
端的にいうと、復旧作業は「基板や部品の洗浄作業」です。
スマホやタブレットは電化製品ですので、内部に電気が通っています。
本体内部に水などの液体が侵入し、基板や部品、ケーブルの接続部分など
電気が通っているところに到達するとショートを起こします。
水は電気を通すのですが、通常では電気が通ってはいけないところにまで
電気が流れてしまうと焼き付いて部品をダメにしてしまうのです。
また、大抵の液体には不純物が混ざっているので、それらも化学反応を起こし、
一気に部品を劣化させます。
基板など内部の部品にはたくさんの金属が使用されているので、
金属部分が錆びたり、不純物が付着して腐食したり、
回路の邪魔をするなどして壊れてしまうのです。
そこで、特殊な洗浄液を使用し、その付着物を洗い流す作業が水没復旧作業の主な内容です。
手順としては、本体を開け、外せるだけの部品を外していき、
同時に部品一つ一つを洗浄液で洗っていきます。
洗い終えたら、しっかりと乾かし、元通りに組み立て直して作業完了です。
腐食の程度が軽症であればこの洗浄作業で復活する可能性があります。
また、腐食はどんどん進んでいくので、
水没させてしまったら時間を開けず、すぐに修理店へ持っていくことが重要になります。
・復旧ができないときは?
残念ながら基板や画面の接続部分の腐食がひどく、洗浄作業だけでは復活できないこともあります。
この場合、一部部品の交換や、場合によっては基板の修理が必要となってきます。
部品の交換で主に交換が必要となるのはディスプレイとバッテリーです。
どちらか、もしくはどちらも交換がプラスで必要になることがあります。
今回のようにiPadのようなタブレット端末では、部品自体の修理価格が高額なくとが多く、
復活させるために必要な部品を交換したら新しく買い替えを検討したくなる金額になってしまいます。
また、当店には本体を復活させず、データのみを取り出すというメニューもございます。
ここで考えたいのは、中のデータが必要かどうか?です。
価格だけを考えれば新規購入も検討するのも一つですが、データは戻ってきません。
これまでのデータのバックアップが取れているかどうかで判断基準は大きく変わると言えます。
今回の場合、お客様としては、「本体の復活よりどうしてもデータを取り出したい」とのことでした。
そのため、本体の修理は諦め、データの取り出しのみを実施することになりました。
データ取り出しのみであれば、本体を復活させるよりは価格が抑えられるため懸命な判断と言えます。
このように、ご予算やお客様のご要望、状況などから最適な修理内容をご提案できるのも当店の強みです。
・まとめ
水没復旧作業について少しイメージいただけたでしょうか?
スマホやタブレットは最新になるたびに耐水性も向上しているとはいえ、
電化製品であることには変わらないので、水辺付近や雨の日などは注意が必要ですね。
復旧作業のみで復活すればラッキーですが、復活しないこともしばしば。
当店では、復旧作業で復活しなくても、データ取り出しなど
最終手段までご用意をしておりますので、諦めず1度ご相談くださいませ。
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