身近なトラブルをわかりやすく解説
アップルウォッチは日常生活の中で常に身につけて使うデバイスのため、ちょっとした衝撃や経年劣化、思いがけない水濡れなど、さまざまなトラブルが起こりやすい特徴があります。
便利さと引き換えに、スマホとは違う独特の故障が起きやすいのもポイントです。
今回は、特に相談の多い代表的な4つの故障を取り上げ、それぞれの症状や注意点を詳しく紹介していきます。
日常の使い方を振り返るきっかけにもなりますので、心当たりがある方は参考にしてみてください。
よくある故障事例4選
画面割れ・タッチ不良
アップルウォッチで最も多いトラブルは、やはり画面割れです。
腕につけたまま壁やドアにぶつけたり、外すときに手元から落としてしまったりと、思いがけないタイミングで衝撃を受けることがあります。
ひび割れは初めは小さくても、日常の動作で負荷がかかるため広がりやすく、タッチの反応が悪くなったり、画面に線が出たりするケースも少なくありません。
さらに割れた隙間から水分やホコリが侵入すると内部故障へつながるため、見た目以上にリスクの高い症状です。
バッテリー劣化・膨張
スマホと同様、アップルウォッチも長く使うほどバッテリーは劣化していきますが、本体サイズが小さい分、劣化が目立つのが比較的早いのが特徴です。
朝満充電でも午後には残量が少なくなる、急に電源が落ちるなどの症状が増えてきたら交換時期のサインです。
特に注意が必要なのがバッテリーの“膨張”で、内部から押し上げられた画面が浮き上がり、隙間ができてしまうことがあります。
この状態で放置すると液晶破損や水没の原因にもなるため、違和感を覚えたらできるだけ早く点検を受けることが重要です。
水没・浸水による故障
アップルウォッチには防水性能がありますが、それはあくまで「一定条件での防水」に過ぎず、万能ではありません。
長年使ってフレームがわずかに歪んだり、衝撃を受けて内部のシールが弱っていたりすると、防水性能は大きく低下します。
その状態でシャワーやプール、雨の中での使用を続けると、画面がつかなくなったり、タッチが反応しづらくなったり、音がこもるといった不調が現れます。
水が内部に入ると腐食が進んでしまうため、異変を感じた時点で電源を切り、早めに修理店へ相談することがポイントです。
デジタルクラウン・サイドボタンの操作不良
意外と多いのが、デジタルクラウンやサイドボタンの操作不良です。
汗や汚れが入り込むことで動きが固くなったり、衝撃によって内部パーツがずれたりして、押し込みの感触が弱くなることがあります。
ボタンが正しく動かないと再起動や設定変更ができず、普段の操作にも支障が出てしまいます。
自力で無理に押し続けるとさらに悪化することもあるため、早めのチェックが安心につながります。
異常があればすぐに対処を！
アップルウォッチは便利な反面、毎日使うことで負荷が蓄積しやすく、今回紹介したような故障が比較的起こりやすいデバイスです。
画面割れ、バッテリーのトラブル、水没、ボタン不良など、どれも初期症状のうちに対応すれば大きな修理を避けられる可能性があります。
少しでも異常を感じたら早めの点検をおすすめします。
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