滋賀県大津市からGalaxy Z Flip5をお持ち込みいただきました。
症状は「画面のタッチ操作が全く効かない」というもの。
充電や電源は入るものの、タッチパネルが反応せず操作不能な状態でした。
今回は画面交換修理で無事復旧。
この記事では、折りたたみスマホ特有のタッチ不良の原因や、Galaxy Z Flip5の修理ポイントについて解説します。
折りたたみスマホに多いタッチ不良の原因
Galaxy Z Flipシリーズのような折りたたみスマホは、構造上、一般的なスマホとは異なるトラブルが発生しやすい傾向があります。
内部ケーブルの断線
折りたたみスマホはヒンジ部分を中心に、画面内部の配線(フレキシブルケーブル)が繰り返し折り曲げられる構造です。
このケーブルが経年や使用回数によって摩耗・断線し、タッチセンサーが反応しなくなるケースがあります。
液晶・有機ELパネルの損傷
折りたたみ画面は非常に薄く、衝撃や圧力によってタッチ層や表示層が破損することもあります。
特にZ Flip5のような縦折り構造では、ヒンジ付近のパネルが最も負荷を受けやすいです。
今回の修理手順とポイント
1. 症状確認と分解
まず外観と動作を確認し、電源は入るがタッチ操作が全く効かないことを確認しました。
その後、専用の工具で慎重に分解。折りたたみスマホはケーブル配置が特殊で、分解時に損傷しないよう注意が必要です。
2. 画面ユニットの交換
Galaxy Z Flip5の画面は有機ELディスプレイとタッチセンサーが一体化しており、タッチ不良の場合は画面ユニットごと交換します。
新品のパネルを取り付け、ヒンジ部分のケーブルの取り回しも正しくセットします。
3. 動作テストと最終確認
交換後はタッチ操作・表示・折りたたみ動作をすべてチェック。
今回は問題なくスムーズに操作できるようになりました。
修理によるメリット
データそのままで復旧
正規保証外の修理に出すと、本体交換となりデータが初期化される場合があります。
当店では画面交換のみを行うため、データを残したまま修理可能です。
新品同様の操作感
新品パネルに交換することで、タッチの反応もディスプレイの発色も元通りになります。
修理コストの削減
最新機種であるGalaxy Z Flip5を買い直すより、画面交換修理の方が圧倒的にコストを抑えられます。
折りたたみスマホのトラブルを防ぐには
・強く折り曲げない
・異物を挟んだまま閉じない
・高温多湿の環境を避ける
・ヒンジ部分に無理な力をかけない
これらを意識することで、内部断線やパネル破損のリスクを軽減できます。
Galaxy Z Flip5のような折りたたみスマホは、従来型スマホと比べて内部構造が複雑なため、タッチ不良や画面破損が起こりやすい傾向があります。
今回の滋賀県大津市からのお客様も、画面交換修理によってデータそのままで復旧でき、大変喜ばれていました。
「タッチが効かない」「画面が映らない」などの症状が出た場合は、放置せず早めの修理をおすすめします。
当店ではGalaxy Z Flipシリーズの修理も即日対応可能です。